屋根・外壁塗装リフォームするときに、知っておきたいこと7選

屋根・外壁塗装リフォームするときに、知っておきたいこと7選

その1 屋根塗装したばかりに雨漏り

塗装工事の時に気を付けたいのが、塗料によってコロニアル屋根の隙間がなくなること。
隙間がなくなると、雨水が逃げ場を失い、雨漏りしてきます。

この動画は、実際に雨漏りしている家の屋根を、縁切りしているところです。
ガッチリくっつきすぎて、専用工具では剥がせなかったので、バールを使って縁切りしています。

この家は、雨が降るたびに雨漏りしていましたが、縁切りと、棟修理で雨漏りが収まりました。

その2 トルネードノズルで高圧洗浄

塗装工事は、洗いがすべてとも言います。

屋根も外壁も、高圧洗浄機で洗います。
屋根などは、汚れが強いのでトルネードノズルを使って洗浄しています。
なるべくノズルを屋根材の近くにして、残っている塗料の粉まで根こそぎ洗い落とします。

外壁材も傷みやすいものでなければ、トルネードで洗っています。

その3 チリ際直線塗装

外壁と出窓の境目を、マスキングもせずに真っ直ぐに塗っていきます。

塗装の技術が高い人は、真っ直ぐの線を引くことができます。
看板屋さんなども、下書きなしで、ゴシック体などを書くことができますね。

マスキングテープを貼ってもいいのでしょうが、毛細管現象で、テープが役に立たない事もあります。

腕の見せ所です。

その4 塗膜剥がし、研磨作業

戸走りの古くなった塗装を剥がしています。
本来は両手を使いますが、撮影のため、片手でサンダーを持っています。

この戸走りは、元々ヒノキを使っていますので、塗りつぶしてしまうのはもったいないのです。

研磨が進むと、ヒノキのいい香りが出てきました。
研磨が終わってから、透明のステインで仕上げました。

その5 剥離剤を使った塗膜剥離

これは、何カ所か塗膜が浮き上がってしまった霧除けです。

手ケレンで剥がしてもいいのですが、他の箇所も心配なので、剥離剤を使って剥離しました。
剥離剤を使っても剥がれないところは、まず剥がれることはありません。

先ほどの動画も剥離作業をしていますが、下地処理はそれだけ重要で、2回目、3回目の塗装では、特に注意したいところです。

その6 コーキング打ち直し・撤去作業

目地のコーキング(シーリング)を撤去しています。
ご覧の通り、かなり劣化してます。

スピンカッターをつかうまでもなく、カッターで剥がれました。
このあとプライマーを塗り、コーキングを新規に充填していきます。

ちなみに、コーキングが傷んで剥がれてしまっても、目地から雨漏りすることはほとんどありません。
オーバートークに注意してください。

その7 コーキング打ち直し・充填作業

ケミカルヘラを使って、充填したコーキングを、隙間なく伸ばしていきます。

この動画では平坦に伸ばしています。
コーキングは、あとで痩せてくるからです。

使用コーキングはウレタン、ノンブリード、低モジュラスです。